Puntoeスタッフあさこのせきらら月経カップ体験記 vol.1
第3の生理用品として注目を集めている 『月経カップ』 。
膣内に挿入し、 体内で経血を受け止める生理用品 です。
恥ずかしながら、私がその存在を知ったのは去年のことでした。第3の…というくらいだから、最近できたものかと思いきや、最初に発明されたのはなんと1937年!しかし当時の月経カップは素材が悪く、普及しなかったのだそうです。
現在は医療用シリコンでできているものが一般的で、様々な大きさ、形状、固さのものが販売されています。
医療用シリコン でできている月経カップは、繊維でできているタンポンに比べて細菌が繁殖しにくいため、長時間の挿入が可能なのだとか。繰り返し使えてゴミも減るし、大きなポーチを持ち歩くストレスが軽減するのなら…と早速トライしてみました!・日本人の体に合わせた大きさで国内製造
・カップ上部内側に厚みのある『かえし』と空気穴がついている
・しっかりとした弾力がある
・全長57mm
・価格5500円
・台湾で考案されたアジア人の体型に配慮したデザイン
・カップ上部を内側に折り込んで使用する
・シリコンが薄く柔らかい
・全長54mm(カップ上部を内側に折り込んだ状態)
・価格6000円(レギュラーサイズ)
これに加え、 洗浄用カップ (1500円くらい)を購入しました。
洗浄用カップがあれば、レンジでチン!で月経カップを消毒できます。
1.挿入編
そして迎えた生理2日目。
届いた月経カップが思っていたよりも大きいと感じたため、経血が多く挿入しやすそうな2日目まで寝かせていました。
まずは 月経カップA をチョイス。
カップをU字にたたみ 、親指と人差し指で押さえながらいざ挿入!しかしこれがなかなかの弾力。たたんだとて結構太い。
膣にあてがい、押し込もうとした瞬間にバイーン!と元に戻ってしまいます。
足を開いて膝を軽く曲げた情けない姿勢のまま、たたんではバイーン!たたんではバイーン!を4、5回ほど繰り返し、なんとか入れ込むことができました。
月経カップを押さえている指ごと膣の中に入れてから指を離すと、うまく挿入できました。
挿入位置は タンポンよりもだいぶ手前 です。
月経カップは取り出すための ステム (取っ手のようなもの、商品によって形状が違う)が短いため、奥に入れすぎると取り出すのが大変です。
挿入が完了したら、指で月経カップの周りをなぞってみて、カップが開いて膣に密着しているか確認します。
初心者なので、紙ナプキンも併用しました。
商品の説明書には12時間分の経血を受け止めることができると書かれていましたが、すぐにナプキンに経血が付きました。月経カップの位置や向きが良くないのかもしれません。
また、かがんだ拍子にドプッと月経カップから『こぼれる』感覚が何度かありました。膣からバッシャっと出るので、かなり焦ります。
自分の膣の個性を把握し、挿入角度や位置を見極めていく必要がありそうです。2.脱出編
さて、入れたものは出さなければなりません。
指を挿入して弄っていると、ステムを発見!親指と人差し指の先でつまむようにして引っ張ります。
やはりもっと手前に入れるべきだったのでしょうか。
小さくて細いステムは滑るし、力を込めにくいのです。
指の力だけでは引っ張り出せそうもないので、排便の要領でお腹に力を込めて気張り、腹筋と指の共同作業でなんとか引っ張り出しました。
使用3回目くらいで、着脱にはかなり慣れてきたので、外出時にも使ってみることにしました。
まだ紙ナプキンは必須ですが、取り替える頻度が少なくなり、その点はすごく助かりました。
外出先で月経カップを脱着する時は、デリケートゾーン用ウェットティッシュでカップを拭いたり、ペットボトルに水を入れておいて洗ったりという方法があります。月経カップの脱着は手が汚れるので、 手を洗えるもの を必ず持って行きましょう。
vol.2に続く
次は 月経カップB にトライします!
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