Puntoeコラム


2017.06.29
text by Natsuki Matsumoto

私の欲しかったサニタリーショーツ





プントゥのランジェリーの原点はいつも同じところから。
「従来の価値観にとらわれずに、本当に欲しいと思えるランジェリーをつくること。」

サニタリーショーツに必要なのはナプキンを固定するフィット感。プントゥのコンセプトである「からだを締めつけないランジェリー」の中で、 サニタリーアイテムはずっと課題でした。

生理中はいつもよりリラックスして過ごしたいのに、なかなか理想的なショーツと出会えず、 これまではぴちっとしたTバック+ゆるめのショーツを重ね履きしていました。
一般的なナイロンのサニタリーショーツは素材自体の締め付けと、 ウエストとそけい部のゴムの締めつけで、体調が悪くなることもあり、なんとか工夫して辿り着いたのがこの「Tバック+ゆるめのショーツ」重ね履きでした。

10代から布ナプキンだった私は、普通のショーツに布ナプキンではフィット感に不安を感じたため、 きゅっとおしりに食い込むTバックでナプキンがずれないように押さえ、 はみだしたナプキンを隠す目的でもう一枚ショーツを履くという工夫をしていました。
この方法はソケイ部の締めつけがない代わりに、Tバック自体が苦しかったり、ナプキンが横にはみ出すのを隠すために重ね履きする手間があり、毎月の生理がさらにストレスになっていきました。


プントゥのサニタリーショーツは、そんな私の経験から考え、形にしていきました。
一枚のサニタリーショーツで、重ね履きと同じ機能を持っていて、 見た目もかわいく、素材も納得できるもの。

プントゥでの地道な長い開発がはじまりました。 大まかな構造は決まっているものの、フィット感を出せる素材の選定やショーツ自体の形、工場で縫える仕様かどうかなど。 履き心地・肌ざわりはもちろん、洗濯のしやすさ耐久性など、 チェックする項目は無数にあります。
今までにないまったくあたらしいショーツ。実際に作ってみては、パタンナーや工場と相談し、試作を重ねて徐々に改良を加えていきました。

たくさんの試作を重ね、やっとできあがったプントゥのサニタリーショーツ。 プントゥ独自の工夫が詰まった納得できるショーツができあがりました。

その特徴は、5点あります。

・幅広のウェスト部分で中空のクロッチを吊るというハンモック構造により、まるでTバックを重ね履きしているような着用感。
この部分の生地の伸縮性によりナプキンがずれることなくしっかりフィットします。

・やわらかく、ふわっとした肌当たりのオーガニックコットンを使用。
生地自体の伸縮性で着用感を安定させ、ゴムを一切使っていないのもプントゥのこだわり。 オーガニックコットンの気持ちのいい風合いを生かすため、染色工場も吟味しました。

・何度も試作した「ざくろ」をイメージしたカラーリングは、からだを温めてくれるような、気持ちがほっとするような色を目指しました。
植物染料〈茜〉で染めた専用布ナプキンも、シンプルなのに素っ気なさすぎず、汚れが目立たない絶妙な仕上がり。セットで使った時の色合わせの美しさにこだわりました。

・足ぐりのカッティングとウェスト位置を吟味して、ブルーデイでもかわいくいられる仕上がりに。
内部のハンモック構造により、「おしりすっぽり」とは逆の発想の、からだが軽くなるようなひらっとフレアなデザインが可能になりました。プントゥのほかのアイテムとのコーディネートも楽しめます。

・ブルーデイ以外の日は温活に。内部にカイロポケットがついています。
フィットする「ハンモッククロッチ」の構造を生かしているので、ごそごそせずに女性器を直接温められます。 一度やってみるとやみつきになる、じ~んとしたリラックス感はとても幸せな気持ちにしてくれます。何となく体調が悪いときや冷えを感じた時のお助けアイテムに。


プントゥをはじめた原動力、「ないから作る」を体現したこのサニタリーショーツ、 大切なからだをいたわってあげることができる、みなさまの毎月のおともだちになってくれたらうれしく思います。