Puntoeコラム


2017.02.22
text by Yuko Kawai

ブラジャーの生産地について







職人仕事でつくるブラジャー



肌に直接触れるランジェリーはとてもデリケートな品質の製品です。
つくり手の見える工場で丁寧につくってもらいたい。そう考え、これまでプントゥの商品はすべて国内生産を行ってきました。

シルク生地は縫製がとてもむずかしく、熟練の職人さんがいる専門の工場でないと縫えません。 また、プントゥのブラジャーはオリジナル構造のため、ひとつのブラジャーをつくるのに手間も時間もかかることや、 縫うのに特殊な技術が必要のため、つくることができる職人さんの数がとても少なくなってきています。

そういった事情により、発売当初から国内での生産数に限界を感じてたのもあって、 何ヶ月も入荷をお待ちいただいている状態をなんとか打破したいと、この度中国での生産に踏み切ることにしました。



「MADE IN CHINA」



「MADE IN CHINA」と書かれているとどんなイメージがあるでしょうか?

いままでわたしたちにとっての「MADE IN CHINA」は、値段は安いけれど品質には問題があるもの、商品に誇りを感じることができない、けれど安いからしょうがなく買う。 そいったマイナスのイメージしかありませんでした。

今回、中国での生産を踏み切った理由は、第一に国内生産と同じレベルの高い品質を保てると判断したからです。

知っての通り、中国にはたくさんの縫製工場があります。そして、それらの工場というのはわたしたちが思っていた以上に高い縫製技術を持ち、 日本の製造会社のマネージングのもとで国内生産と同じレベルで安定した品質を提供してくれることが分かりました。

正直に言えば、生産時にかかるコストは中国産だからといって安価というわけではなく、日本と同じぐらいかかります。
日本と同様に、高い縫製技術を持った職人でないとプントゥのブラジャーをつくることはできません。また、安く作るという考え方ではなく、安定した品質で生産することを第一にお願いしています。 そのため、国が変わっても1着あたりにかかる時間・人件費などもほとんど変わりがありません。
使用している生地も、これまでと同様にすべてわたしたちが仕入れたものを使って縫製しています。国内で仕入れたシルク生地を国内の染色工場で染めてから中国の縫製工場へ送り、 その他のオーガニックコットンやリバティ生地なども、すべてこれまでと同じものを使用しています。



プントゥを使ってくださるお客様の中には、 「日本製品だから。」と信頼してくださっている方も多くいらっしゃると思います。
今回の中国産のブラジャーは、品質面でその期待を裏切ることのないものができました。

どうぞ安心して、今までと同じ「シルクサテンブラジャー」をお使いいただけると嬉しいです。












コラム一覧に戻る