自分の要求を叶える生活
こんにちは。
デザイナーの松本です。
メルマガなどではお伝えしているのですが、
最近は、京都と瀬戸内の島の2拠点生活をしています。
島での生活はとてもシンプルで、
毎日の過ごし方は、
基本の「衣食住」+仕事、という感じですが
前者の割合がとても大きいです。
京都に住んでいる時は、
基本の「衣食住」+仕事+買い物+外食+打ち合わせ+・・・_?と
なにかと忙しく、今思うと複雑な生活でした。
シンプルな生活の中において、
「衣食住」と同じレベルで自然にやっていることが、
美しいものや心に響くことを日々探すこと。
毎日のおさんぽは欠かせないし、
お店が一軒もないので、
お料理は真剣に、
盛り付けもベストと思えるように、丁寧にやっています。
わたしはその探し物がないと、
ただ淡々と時間を送る、味気ない毎日になってしまうようです。
そうして気づいたことなのですが、
「生活を気分良くごきげんでできること」が
私が「仕事」として、表現したい事なのかもしれません。
ランジェリーやアクセサリーをデザインすることもその中の一つです。
Puntoeのランジェリーやお洋服、
ニュアラの、生活の一部として染色をやるというコンセプト、
Jaaiのアクセサリーは、
特別な時よりも、「毎日」を楽しむという感覚からできています。
生きている限り続く生活に、
細かな楽しみやときめきがあればいいなと思います。
なぜそう思うようになったか振り返ってみると、
大学を卒業してすぐに、
フリーランスのグラフィックデザイナーとなり、
毎日なにかしらの締め切りがあって、
のんびり生活を楽しむ、ということからは程遠い毎日だったから、
今の仕事についたように思います。
わたしも含め、現代を生きる女性は
なにかといそがしいと思うので、
ついついがんばってしまうみなさんには、
ぜひ自分にやさしくして、
気をはらってあげてほしいなと思います。
とはいっても、
わかってる、そうしたいと
頭では思っていても、習慣というものはしみついているもので、
ちょっとやだな、と思っていたとしても、
その本心に気づかないことも多いもの。
例えば、自分はあついドライヤーが嫌いなことに、
30年以上生きてきて初めて気がつきました。
髪が多いのでなかなか乾かないし、
高温で乾かして、仕上げに冷風をあてるとツヤが出る、と
美容師さんに昔おしえてもらったことがすり込みになっていて、
毎回あついドライヤーをあてていました。
今は、時間がかかっても仕上がりがイマイチでも、
優雅な気持ちで冷風で乾かしています。
それも違うなというニーズを感じたら、ドライヤーさえなしにしています。
ドライヤーのような些細なことも、
毎日となると結構変わってくるもの。
なんのため?と考えたとき、それが誰かのためなのだったら、
その瞬間の自分を優先したらいい、ということだと思います。
仕上がり優先のときは、
そうしたいからそうする、という考えをもってそうするというか。
次に島へ行った時は、
起きた時から寝る瞬間まで、
自分の要求をていねいに感じてみて、
全部叶えてあげることを試してみようと思います。
今後の生活になにか変化が起きそうな気がします。
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