キズは本物の証
やさしい光沢の美しさはもちろんのこと、吸放質性や保温性に優れたシルク。
肌に溶け込むようなその肌触りは、他の素材には決して真似できないものです。
そして、とてもデリケートな素材でもあります。
天然の繊維であるシルクは、生地を織る段階で小さなダマや、目の乱れが出ることがあります。
縫製時に、押さえたり、針を通すことによって、極小さなキズや、細い引きつれが発生することも。
熟練の職人が手作業でていねいに縫っていても、このようなキズは避けられないものです。
特に、すべてオリジナル構造のPuntoeのアイテムは、縫製がより難しくなります。
また、天然繊維を染め上げているため、同じレシピでも全く同じ色に染まらないこともあり、生地の生産時期によって、若干の色の違いが生まれます。
Puntoeでは、着心地に影響を与えない小さなキズやダマは、良品としています。
小さなキズやダマは、混じりっけのない本物のシルクの証。
誰のからだにもホクロがあるように、シルクにもそれぞれの個性があります。
また、使い込んでいくうちにも、キズはできます。
大切に着ていても、負担のかかりやすいおしりや、キャミソールの脇は、キズができやすくなります。
キズができたとしても、シルクの心地よさに変わりはありません。
正しくお手入れされたシルクは、年齢を重ねた女性のように、少しキズができて光沢が落ち着いてきたくらいの頃が、ふんわりとした風合いになって、より上品な印象になります。
もちろん、お客様が手にとった瞬間に胸が高鳴るような美しい商品をお届けすることも大切です。
Puntoeでは、商品が入荷したときと、出荷する前に、複数の人間が検品し、シルクのデリケートな特性を踏まえた上で、お客様に満足していただける品質かどうかを判断しています。
検品ではねられた商品は、アウトレットセールや対面販売会で、少しお得なお値段で販売しています。
自然が与えてくれる貴重なシルク。
1枚も無駄になることなく、お客様にご愛用いただけたら幸せです。
( 関連記事 )
- ( 次の記事 )
- ランジェリーブランドから生まれる上質な普段着